「ちょっとバルコニーが、鳥の糞で汚れていて……」
2026/10/07
「ちょっとバルコニーが、鳥の糞で汚れていて……」
売却の実話を note で書いていて、その第3回の話です。今回、私が2か月向き合った相手は鳩でした。
中古マンションの売却で、売主さんから事前にそう聞いていました。
私は「それくらい大丈夫ですよ。販売前にこちらで掃除しておきますから」と返しました。
完全に舐めていました。
約6帖の広めのテラスに、鳩の糞の山。
私の身長は172cmです。それより少し低いくらいの山でした。
20年この仕事をしていて、ここまでの量は初めてです。
ハウスクリーニングを手配して、テラスもきれいに。
これで販売開始、と思った数日後。また糞が落ちていました。
テラスの上の柱の奥で、鳩さんが気持ちよさそうに座っていました。
ホームセンターで、忌避剤、置くだけの鳩よけ、鳥よけジェル。
数日後に見に行くと、全く効いていません。
次は柱の上に長めの板を渡して、先の尖ったトリガードを並べ、電動ドライバーでビス留め。
「これ、完全に不動産営業マンの仕事じゃないよな」と思いながら。
数日後、鳩さんはトリガードの隙間に座っていました。
そこに座るんかい。
鳩は法律で守られていて、許可なく捕まえることは原則できません。追い払う、止まれなくする、入れなくする。試しては確かめる、の繰り返しでした。
振り返ると、この話が始まったのは、売主さんが先に「ちょっと……」と言ってくださったからです。
写真撮影の日に初めて聞いていたら、そこから手配が始まって、売り出しが後ろにずれやすかったと思います。
だから今、売主さんにはこう伝えています。
言いにくいことほど、先に聞かせてください。
「何もしなくて大丈夫です」が答えのこともあります。それも立派な答えです。
結局、この根比べは約2か月続きました。
最後に私が選んだのは、写真を撮る私にとって一番避けたかった手です。
それで鳩さんは止まったのか。売り出してから、売主さんに何と言われたのか。
続きは note に書いています。プロフィールのリンクから読めます。


