査定書の金額からローンの残高を引いて、「このくらい残るかな」...
2026/11/01
査定書の金額からローンの残高を引いて、「このくらい残るかな」と計算したことはありませんか?
売却専門の紙谷です。YouTube「不動産売却の教科書」で、家を売る前に知っておきたいことを順番に話しています。
手元に残るお金の基本は、売れた金額から、ローンを返すお金、必要な費用、売却にかかる税金を引くこと。引っ越し代や家具の処分代も、そこから払うなら一緒に引いておきます。
ただ、引くものそれぞれに、見落としやすいところがあります。
1. ローン
今の残高は、最初の概算には使えます。ただ、最後に引くのは、家を引き渡す日にローンを全部返すための金額です。売り出してから決済(残りの代金を受け取り、引き渡しの手続きをすること)までの間も返済は続くので、残高は変わります。残っている元金のほかに、返済日までの利息や、一括返済の手数料がかかる場合もあります。日付が決まったら、銀行に「この日に売却して、一括で返す場合、いくら必要ですか?」と聞いてください。
2. 費用
大きなものの1つが仲介手数料です。ほかに、契約書の印紙代、銀行の担保(抵当権)を登記から外すための税金と司法書士さんの報酬。家によっては、引っ越し代や家具の処分代、土地や戸建てなら測量や解体などの費用も。すべての家に、全部かかるわけではありません。
担当者には「私の家を売る場合に必要な費用を、まとめて出していただけますか?」とお願いを。まだ金額が分からないものは「見積り待ち」と書いておきます。分からない費用を、ゼロとして計算しないこと。ここが大切です。
3. 税金
ローンと費用を引いて残ったお金に、税金がかかるわけではありません。手元に残るお金の計算と、税金上の利益の計算は別です。ローンをたくさん返しても、その返済額を、そのまま税金の計算で引けるわけではありません。税金は、売った金額から、税金のルールで計算した購入費用や、売るために直接かかった費用などを引いて考えます。建物は経過年数に応じた調整も必要なので、「買ったときより安く売れたから、税金はかからない」とも、すぐには言い切れません。
自分が住んでいた家なら、条件に合えば使える特例もあります。ただ、税金がゼロになる場合でも、確定申告が必要です。税理士さんか税務署に、「売却にかかる税金は、どのくらい見込めますか?」「使える特例と、必要な申告を教えてください」の2つを聞いてみてください。
税金が分かる前の手残りは、あくまで税金を引く前の金額です。決済の日に通帳へ入っても、あとで払う税金の分は、使わずに残しておいてください。
動画では、架空のAさんの数字(2,800万円で売れた場合と、2,650万円で売れた場合)で、手元に残るお金を最後まで計算しています。途中で置く「30万円」は説明のための仮の数字で、一般的な相場ではありません。ご自分の見積りで置き換えてください。
図を動かしながら約15分で説明しています。動画のほうが分かりやすいです。プロフィールのリンク「不動産売却の教科書」から見られます。
ご自分の家では何を確認すればよいか、のご相談は、プロフィールのリンク1本目の公式LINEからどうぞ。一緒に整理します。
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