なぜ?大阪市不動産売却・売り出して1ヶ月で内覧ゼロ、どうしたらいい?
2026/09/04
目次
大阪市の不動産売却で「売り出して1ヶ月で内覧ゼロ」は異常?
~不動産売却の平均期間と最初の1ヶ月の重要性~
不動産売却が完了するまでの平均期間は、一般的に3〜6ヶ月程度と言われています。「それなら1ヶ月で内覧がなくても焦る必要はないのでは?」と思うかもしれません。しかし、不動産市場において最も注目を集めるのは、新規物件として情報が公開された「最初の1ヶ月(新規登録期間)」です。 ポータルサイト(SUUMOやHOME'Sなど)やレインズ(指定流通機構)に登録された直後は、「新着物件」として毎日物件を探している購入意欲の高いユーザーの目に最も触れやすいタイミングです。この一番のボーナスタイムに全く内覧がないということは、物件の条件と市場のニーズに何らかのズレが生じている可能性が高いのです。
なぜ?不動産を売り出して1ヶ月で内覧ゼロになる5つの理由
~理由1. 売り出し価格が大阪市の周辺相場より高すぎる~
内覧が来ない最も大きな理由は、売り出し価格が相場から乖離していることです。大阪市内の同エリア、似たような築年数や間取りの競合物件と比較された際、「この価格を出すならもう少し駅に近い物件が買える」「もう少し足せば新築に手が届く」と思われてしまうと、そもそも検索条件のフィルターで弾かれてしまい、内覧の土俵にすら立てません。
~理由2. SUUMO等での広告写真や物件情報が魅力的でない~
現代の不動産探しは、スマートフォンの画面上での第一印象が全てです。写真が暗い、部屋が散らかっている、間取り図が見づらい、アピールポイントの記載が薄いといった「広告品質の低さ」は致命的です。購入希望者は、ネット上の写真を見て「この部屋を見に行きたい」と感情を動かされます。広告が魅力的でなければ、問い合わせには繋がりません。
~理由3. 専任媒介契約による不動産会社の「囲い込み」の疑い~
不動産会社が売主・買主の両方から仲介手数料を受け取る「両手仲介」を狙い、他社からの問い合わせをわざと断る行為を「囲い込み」と呼びます。もしあなたが専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んでおり、ポータルサイトでの露出も多いのに内覧がゼロの場合、担当者が意図的に顧客を遮断している悪質なケースも疑われます。
内覧ゼロで「どうしたらいい?」今すぐやるべき4つの対策
~対策1. ネット広告の掲載状況とアクセス数(PV数)を確認する~
まずは、ご自身の物件が各ポータルサイトでどのように表示されているか、購入者の目線で検索して確認してください。同時に、不動産会社の担当者に「ネット広告のアクセス数(PV数)とお気に入り登録数」のデータ提出を求めましょう。 アクセス数自体が少ない場合は「価格が高すぎて検索に引っかかっていない」可能性が高く、アクセス数はあるのに問い合わせがない場合は「写真や詳細情報に魅力が欠けている」と判断できます。
~対策2. 担当者から「業務処理状況の報告」を詳細に受ける~
専任媒介・専属専任媒介契約を結んでいる場合、不動産会社には定期的な業務報告が義務付けられています。「今週は何件の問い合わせがあったか」「他業者からの引き合いや案内はあったか」「ポスティングはどこに何件行ったか」など、具体的な活動内容を細かく確認してください。報告が曖昧な場合は、営業活動をサボっている可能性があります。
原因が「不動産会社」にある場合の対処法
~囲い込みが疑われる場合のチェックポイント~
不動産業界の悪習である「囲い込み」が疑われる場合、一番確実な確認方法は、知人や家族に頼んで、別の不動産会社からあなたの物件に問い合わせをしてもらうことです。実際には商談など入っていないのに、「その物件はすでに申し込みが入っています」「現在商談中で案内できません」などと虚偽の理由で断られた場合、囲い込みの可能性が極めて高いと言えます。
~媒介契約(専任・一般)を見直し、切り替えを検討するタイミング~
媒介契約の期間は法律で最長3ヶ月と定められています。しかし、1ヶ月目で不信感を抱き、改善を求めても動いてくれない担当者であれば、3ヶ月の契約満了を待つ間に、他社への乗り換え準備を進めておくべきです。 専任媒介契約で成果が出ない場合、複数社に同時に依頼できる「一般媒介契約」に切り替え、各社を競争させることで営業活動を活性化させるのも一つの有効な手段です。
どうしても売れない・早く手放したい場合は「不動産買取」も視野に
~仲介と買取の違いとは?~
一般的な「仲介」は、不動産会社が広告を出して買主(一般消費者)を探す方法です。高く売れるメリットがありますが、いつ売れるか分からない不確実性が伴います。 一方「買取」は、不動産会社自身が直接あなたの物件を買い取る方法です。買主を探す期間が不要なため、最短数日〜数週間で確実に現金化できるのが最大の特徴です。
~買取のメリットとデメリット(価格は下がるが確実)~
買取の最大のメリットは、「確実に、すぐ売れること」と「内覧準備や対応の精神的ストレスから解放されること」です。また、引き渡し後の契約不適合責任(見えない瑕疵の保証)も免除されることが一般的です。 しかしデメリットとして、不動産会社は買い取った後にリフォームをして再販するため、その利益や経費が差し引かれ、売却価格が市場相場の7割〜8割程度に下がってしまいます。 「どうしても高く売りたい」のか「多少安くなっても早く安心したい」のか、ご自身の優先順位を見つめ直し、状況に応じて「一定期間売れなければ買い取ってもらう(買取保証)」といったハイブリッドな契約を検討するのも良いでしょう。


