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「片付けが終わってからでないと、査定は頼めないですよね?」

「片付けが終わってからでないと、査定は頼めないですよね?」

2026/10/28

「片付けが終わってからでないと、査定は頼めないですよね?」
売却専門の紙谷です。note で、家を売る前に知っておいてほしいことを書いています。今回は、親の荷物が残ったままの実家の話です。

日曜ごとに実家へ通って、ゴミ袋を何袋も出した。それでも居間には箪笥も本棚も布団もそのまま。「これを全部片付けてからでないと、不動産屋さんなんて呼べない」と思って、気づけば半年。そんな売主さんは少なくありません。

先に答えです。
査定(いくらで売れそうかを出すこと)は、片付ける前で大丈夫です。家財の量で、査定額は変わりません。私が家を見るときに見ているのは、建物の傷み具合と、土地の広さや形、道路との関係。箪笥の数ではありません。

とはいえ、何も触らずに呼べばいいかというと、そうでもなくて。片付けに手を付ける前に、3つの箱に分けてもらっています。

1つ目 書類の箱(今週はこれだけ)
段ボールを1つ用意して、権利証、家を買ったときの契約書と領収書、リフォームの契約書・領収書、固定資産税の通知、家の図面を集める。中身を読むのはあとで構いません。全部そろわなくても大丈夫で、登記簿は私が取ります。

2つ目 形見の箱(急がない箱)
着物、腕時計、アルバム。迷った物は決めずに箱へ入れて、日付と中身を書いておく。遠くに住むきょうだいには、中身を写真で送って「持って帰りたい物、ある?」と聞けば、集まる日をそろえなくても話が進みます。

3つ目 売り方が決まってからの箱(残り全部)
家具、家電、食器、布団。量はいちばん多いのに、いちばん急がなくていい箱です。
・中古の戸建てとして売るなら、売り出す前に、内覧の方を案内できる状態まで片付ける。全部運び出すのは引渡しまで
・古家付きの土地として売るなら、家の中の内覧はないので、引渡しまでに運び出せばいい
片付けから売り方を決めるのではなく、売り方から片付けを決める。この順番です。

ひとつだけ注意を。誰が何を受け継ぐかが決まる前に、家財をまとめて処分するのは避けてください。相続放棄を考えている方は、物を動かす前に司法書士や弁護士などの専門家へ。相談の前日に慌てて捨てること、片付けの業者さんと先に契約することも、少し待ってください。書類がまぎれやすく、頼む中身も売り方で変わるからです。

親の荷物を片付けられないのは、怠けているからではなく、一つひとつに思い出があるからだと思います。

書類の箱のチェック表、相談の日にすること・しないことまで、詳しくは note に書いています。最後まで無料です。
プロフィールのリンクから読めます。

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