「自社のお客さんと、ほかの会社のお客さんから、同じころに申込...
2026/10/29
「自社のお客さんと、ほかの会社のお客さんから、同じころに申込みが入ったら、どうなるんですか?」
売却専門の紙谷です。YouTube「不動産売却の教科書」で、家の売却を最初から順番に話しています。
先に答えです。
どちらの会社のお客さんか、だけで順番は決めません。比べるのは、購入の条件です。
両手仲介は、売主さんと買主さんの両方を、同じ不動産会社が仲介することです。
売り出すと、買主さんと出会う入口は大きく2つ。ほかの会社からの紹介と、広告を見た方からの直接のお問い合わせです。直接問い合わせた方がその家を気に入って買えば、両手仲介になります。そうなること自体は、自然な流れです。私の仕事でも、両手仲介になることはあります。
同じころに申込みが2つ入ったら、私はこう整理します。
・金額はいくらか
・住宅ローンの見通しはどうか
・契約や引き渡しの時期は合うか
・ほかに、どんな条件が付いているか
申込みの順番や、それまでの交渉の状況も含めて、売主さんと相談します。
高い金額なら何でもよい、とは限りません。引き渡しの期限があるのに、その時期では進められない申込みもあります。会社の手数料が増えるかどうかではなく、売主さんの希望に照らして考える。自社のお客さんでも、ほかの会社のお客さんでも、同じ基準で条件をお伝えします。ほかの方への案内を止めるかどうかも、担当者の都合だけで決めず、売主さんと相談して進めます。
同じ会社が両方を担当すると、引き渡しの時期などの確認を進めやすい面もあります。ただ、それで必ずうまくいくわけではありません。価格は、売主さんと買主さんで希望が違います。それぞれの希望を正確に伝え、勝手に決めないことが前提です。
担当者に聞いておきたい一言
売り出し中の方は「申込みが入ったら、金額と条件が分かる書面を見せてください。どちらの会社がご案内した方かも、教えてください」。
まだ会社を決めていない方は「自社と他社から申込みが入ったら、どんな基準で進めますか?」。答えを聞くと、担当者の考え方が見えてきます。
確かめることは、担当者を疑うことではありません。取引の進み方を知るための質問です。
両手仲介かどうかだけで、よい取引か悪い取引かは決まりません。片手仲介なら必ずよい、でもありません。見てほしいのは、ほかの会社からの紹介も受け付けているか、申込みの内容をきちんと伝えてくれるか、売主さんの事情を踏まえて相談してくれるか、の3つです。
図を動かしながら約15分で話しています。値下げの相談が来たときの考え方や、囲い込みとの違いも動画で。プロフィールのリンク「不動産売却の教科書」から見られます。
「担当者にどう聞けばいいか」だけのご相談も、プロフィールのリンク1本目の公式LINEからどうぞ。
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