申込みが入ったら内覧は止める?|大阪市の家で止める日と掲載を下ろす日
2026/10/12
「申込みが入りました。ほかの方の内覧、どうしましょうか」
帰りの電車で、担当者からそんな電話がかかってきた。でも日曜には、もう1組の内覧予約が入っている。
先に答えを3行で
1. 申込みが入っても、ほかの方の内覧はすぐには止めません。私の場合、止めるのは基本、買主様の住宅ローンの事前審査(銀行の仮の審査)が通ってから。自社の買主様でも他社の買主様でも同じです。
2. ただし、止まる日は家ごとに違います。分かれ目は事前審査の結果が出る日で、数日で出ることもあれば、1週間ほどかかることもあります。
3. 今日できることは1つ。担当者に「ほかの方のご案内を止める日と、掲載を下ろす日は、いつ頃になりそうですか?」と聞くことです。
書いているのは、大阪市淀川区・新大阪で家の「売却」だけを扱っている株式会社ヒーローズプロパティの紙谷一徳です。業界に入って20年、宅地建物取引士として売主様の側で仕事をしてきました。写真撮影も販売図面づくりも内覧の立ち会いも、私が自分でしています。
読みながら「うちの場合は?」と思ったら、公式LINEに一言どうぞ。売るかどうか決める前でも大丈夫です。→ 公式LINEで相談する
目次
第1章:「申込みの人に悪いから、断ったら?」——申込みのあと、ほかの買主の扱いが変わるのは3つの時点だけ

「申込みの人に悪いから、日曜の内覧は断ったら?」
家に帰って申込みの話をしたら、家族からそんな言葉が返ってきた。断るのが礼儀なのか、続けていいのか。答えは、申込みの日から引渡しまでを3つに区切ると見えてきます。
▶ たとえば、こんな夜です
少し具体的な場面で考えてみますね(人物も数字も、説明のための例です)。
Aさん、43歳。東淀川区の3LDKのマンション(築17年・約70㎡)を、3,980万円で売り出しています。地元の不動産会社1社に任せて、今週で5週目。ここまでの内覧は6組です。前の晩から片付けて、当日は子ども2人を奥さんの実家に預けて……を6回くり返してきました。
そこに、初めての申込みです。3,880万円で、住宅ローンを使う方。事前審査はこれから。引渡しは2027年2月末を希望されています。
正直、ほっとしますよね。ところが奥さんは「申込みの人に悪いから、日曜は断ったら?」。Aさんの頭には「でも、もし流れたら、また一から…」がよぎります。
最寄り駅のホームで検索してみても、出てくるのは「二番手と言われたけど嘘?」「商談中なのに内覧できる?」といった、買う側の記事ばかり。売る側が今夜なにを決めればいいのかは、なかなか見つからない。そんな状態でこの記事にたどり着いた方も、きっといると思います。
▶ 申込みは、まだ契約ではありません
申込みは、買主様が「この家を、この金額と条件で買いたい」と書面で伝えてくれた段階です。購入申込書を受け取っただけでは、通常、売買契約が成立したとは扱いません。価格や条件を調整し、正式な契約へ進みます。ただし、契約書に署名していなくても、当事者の合意内容や交渉の経緯によって判断が変わる場合があります。「署名前なら必ず自由に取り下げられる」と考えず、撤回や別の方への返事は担当者に確認してください。
申込みとは何か、契約までにどんな段があるのかは、noteにまとめています。→ 「購入申込み」って何? 申込みが入ったら、もう売れたの? 「購入申込み」って何? 申込みが入ったら、もう売れたの?
もう1つ。売却を任された不動産会社には、申込みがあったら遅滞なく売主様に報告する決まりがあります。宅地建物取引業法34条の2第8項という条文です。Aさんに夜の電話が来たのは、この決まりどおりの動きなんです。
▶ ほかの買主様の扱いが変わるのは、3つの時点だけ
では、申込みが入ったあと、ほかの買主様の扱いはどう変わっていくのか。私は次の3つに分けて考えていて、「続ける・止める・下ろす」と呼んでいます。
1. 続ける:申込みの日から、事前審査の結果が出るまで。ほかの方の内覧は続きます
2. 止める:事前審査が通ってから、売買契約まで。ほかの方へのご案内を止めます
3. 下ろす:売買契約が終わってから、決済(代金を受け取って家を引き渡す日)まで。ネットの販売広告を下ろし、レインズ(不動産会社どうしが物件の情報を共有する仕組み)には成約報告を行います
2つ目の「止める」は、業界では部屋止め(申込みが入った家を、ほかの方へのご案内から外すこと)と呼ばれています。
ここでの3つの時点は、住宅ローンを使う買主様についての私の基本的な進め方です。内覧を止める判断は「事前審査の結果が出る日」、販売広告を下ろす判断は「契約の日」が目安です。現金の方は第2章のとおり扱いが違います。申込みの電話が来た夜は、まだ1つ目の「続ける」の入口に立ったところです。

▶ 申込みのあとに、話が変わることもある
なぜ申込みの日にすべてを閉じないのか。理由の1つは、いまの市場の空気にあります。
近畿レインズの集計(2026年10月号)では、2026年9月に大阪市で売れた中古マンションは383件でした。前の年の9月より少なく、8月(382件)とほぼ同じです。近畿圏で売り出し中の中古マンションも、8月より増えて22,065件になりました。
売り出し中の家は多く、売れる数は前の年より少ない。買主様から見ると、ほかの家と比べながら選べる時期です。ただし、この集計だけで申込み後の取り下げが増えたとは分かりません。私としては、条件の見直しや取り下げもありうることを前提に、内覧を止める時点を決めています。
申込みは、喜んでいい知らせです。でも、ほかの出会いを閉じるのは、もう少し先で間に合います。
じゃあ、その「もう少し先」まで、日曜の内覧はどうするか。次の章で、続ける期間の段取りを一緒に決めていきましょう。
第2章:申込みから事前審査の結果まで——ほかの方の内覧は「続ける」
▶ 私が止めるのは、事前審査が通ってから
私の場合、ほかの方へのご案内を止めるのは、基本は買主様の住宅ローンの事前審査が通ってからです。私のところに直接来た買主様でも、他社を通じて来た買主様でも、同じ扱いにしています。
理由はシンプルで、審査が通る前は、買主様の側も「その金額を借りられるか」がまだ決まっていないからです。申込みだけで正式な契約まで進んでいない場合、条件変更や取り下げが起こることもあります。ここで先に止めてしまうと、もし審査が通らなかったとき、止めていた間に出会えたかもしれない買主様を逃すことになります。
なので、私が担当している家なら、日曜の内覧はこれまでどおりご案内します。ほかの会社に任せている方は、日曜の扱いを決める前に、担当者に一度聞いてみてください。電話口なら「事前審査の結果は、いつ頃出そうですか? それまでは日曜の内覧も受けるつもりでいいですか?」と返せば十分です。
▶ 事前審査の結果は、いつ出る?
住宅ローンの解説では、事前審査の結果は数日から1週間ほどが目安とされています(早ければ即日のことも)。ただ、銀行や、買主様の書類のそろい方で変わります。年末年始のように銀行の休みをはさむ時期は、そのぶん後ろにずれることもあります。
審査の中身や、事前審査と本審査の違いはnoteで書いています。→ 住宅ローンの「事前審査」「本審査」って何? 住宅ローンの「事前審査」「本審査」って何? 売主様は何を待てばいいの?
なお、現金で買う方には事前審査がありません。私の場合、現金の方の申込みなら、ほかの方へのご案内はすぐに止めて、契約日までの段取りをすぐに決めていきます。
▶ 「申込みの人に悪い」への答え
「悪いから断ったら?」という奥さんの言葉は、とても自然な気持ちだと思います。
でも、続ける期間に内覧を受けることは、申込みの方を裏切ることではありません。申込みの方も、いまは審査の結果を待っている段階。お互いに「まだ途中」なんです。
それに、ほかの買主様への連絡や、申込みの方への説明は、担当者を通して行うのがふつうです。売主様が自分で誰かに断りの電話を入れる場面は、ほとんどありません。
1つだけ決めておいてほしいのが、申込みの方から売主様に直接連絡が来たときのこと。そのときは、その場で話を進めずに担当者に戻してください。条件の話を、気持ちの話から切り離しておくためです。実際にあった話は、こちらに書いています。→ 「先に見たのは私のお客様だ」——調査の結果を待つ間に起きたこと 【実話|紙谷の売却日誌 #08】「先に見たのは私のお客様だ」——調査の結果を待つ間に起きたこと
▶ 続ける間の段取り(住みながら売っている方へ)
内覧のたびに片付けて、子どもを預けて……。「あと何回これが続くの?」が見えないと、しんどいですよね。続ける期間の段取りは、次の3つで決まります。
1. 止める日の見込みを聞く:担当者に2つ聞きます。「事前審査はいつ申し込まれましたか」「結果はいつ頃出そうですか」。電話1本、5分で足ります
2. 内覧を受ける枠を決める:受ける曜日と時間帯をしぼって、担当者に伝えます。たとえば「土日は日曜の午前だけ」「平日は19時以降に1組まで」
3. 家族のカレンダーに書く:聞いた日を「止める日(見込み)」として書き込み、家族みんなが見える場所に置きます
ゴールの日が見えるだけで、片付けの気持ちはずいぶん変わります。「あと1回、日曜だけ」なら、子どもにも説明しやすくなります。
私が担当する家では、内覧の立ち会いも私が自分でしています。申込みの連絡を受けた私が、そのまま日曜の内覧にも立ち会う形です。売主様に「あの申込み、どうなってます?」と聞かれても、その場で、分かっている範囲をお伝えできます。
▶ 分かれ道:続けている間に、もう1つ申込みが入ったら
続けていれば、もう1つ申込みが入ることもあります。一般媒介(複数の不動産会社に同時に売却を頼む契約)なら、別々の会社から届くこともあるでしょう。
よく「二番手」(あとから入った申込み)と呼ばれるものです。ここで覚えておいてほしいのは、誰と進めるかを決めるのは売主様だということ。そして、先に内覧した人が、それだけで自動的に優先されるわけではない、ということです。
判断の材料になるのは、「書面で申込みが入っているか」と「その条件で本当に進められるか」の2つ。何度見に来たか、どれだけ熱心だったかではありません。
申込みが2つ並んだときの細かな進め方は、家ごとの事情で変わります。返事をする前に、担当者に相談してください。
止める日の聞き方や、日曜の内覧をどうするかで迷ったら、LINEでそのまま送ってください。「申込みが入ったと言われました。日曜にほかの方の内覧も入っています。このまま受けていいですか?」くらいの一言で大丈夫です。→ 公式LINEで相談する
事前審査が通ったら、いよいよ2つ目の「止める」です。ただ、「止めておきますね」と言われると、かえって不安になる方もいます。次の章では、その不安に正面から答えます。
第3章:事前審査が通ったら——ほかの方へのご案内を「止める」。自社の買主様でも他社の買主様でも同じ
▶ 「止めておきますね」に、つい裏を探してしまう
事前審査が通ったと連絡があり、担当者から「では、ほかの方のご案内は止めておきますね」。ほっとする反面、「本当に今の方で大丈夫?」「止めたのは担当者の都合じゃないよね?」と、どこかで疑ってしまう。
前に業界の裏話をネットで読んだことがあると、なおさらだと思います。止めると言われても、続けると言われても、裏を探してしまう。そんな自分が少し嫌になる…という方もいるかもしれません。
そう感じるのは、売る側から担当者の動きが見えにくいからです。私は「買は情報、売は信頼」と考えています。買うときは情報を比べて選べますが、売るときは、見えないところで動く担当者を信じて任せるしかありません。だからこの記事でも、止める・止めないの裏側で私が何をしているかを、先に書いておきます。
▶ 止めるのは事前審査が通ってから。自社でも他社でも同じ
もう一度だけ、短く書きます。私がほかの方へのご案内を止めるのは、基本は事前審査が通ってから。その買主様が私のところに直接来た方でも、他社を通じて来た方でも、同じです。
「囲い込みはしないですか?」と聞かれたら、私は「しません」と答えます。囲い込みとは、売却を頼まれた家を抱え込み、他社からの買主様を通さないことです。申込みの場面で、私がしていることは次の3つです。
1. 事前審査が通るまでは、他社を通じて来た買主様の内覧も、私のところに直接来た買主様と同じように受ける
2. 売主様への報告書には、他社からの問い合わせも書く
3. 止める時期は、どちらの買主様でも「事前審査が通ってから」でそろえる
サイトの取引実績にも、「レインズを通じて他社様から購入希望のお客様をご紹介いただき成約」した事例を載せています。買主様の入口を狭めないことが、売主様のためになると考えているからです。
▶ 外からはどう見える?「書面による購入申込みあり」の意味
止めたあと、外からはどう見えるのか。ここで、レインズの話を少しだけします。
2025年1月から、不動産会社はレインズに「取引状況」を登録することが義務になりました。対象は、1社だけに売却を任せる契約(専任媒介・専属専任媒介)の家です。区分は次の3つです。
・公開中
・書面による購入申込みあり
・売主都合で一時紹介停止中
このうち「書面による購入申込みあり」は、購入の意思を示す書面を受け取っているという取引の状態を示します。「もう契約済み」という意味ではありません。ただし、その表示だけで、ほかの方の内覧や申込みを必ず受け付けるとも決まりません。売主様の意向と登録の補足内容を、担当者を通して確認します。
ここは「内覧を止める日」と分けてください。レインズの取引状況は、事前審査の通過だけを基準に会社が自由に変更するものではなく、書面の申込みを受けた事実と、機構が定める登録・変更のルールに沿って更新するものです。近畿レインズも、表示を変更する際には購入申込み書面の受領日を補足欄に記載するよう案内しています。内覧を続ける場合も、登録を実際の状況に合わせ、売主様の意向や受付条件を担当者と確認してください。
専任媒介か専属専任媒介なら、売主様もこの表示を自分のスマホで見られます。レインズに載せたとき、不動産会社から登録証明書という書面が渡されます。そこに付いている二次元コードから、売主様専用の画面に入れるんです。一般媒介には、この画面がありません。
Aさんは1社に専任で任せているので、気になったら自分で見られる立場です。見方の手順は「レインズ登録を自分で確認する方法」の記事に書きました。3つの区分の読み方は「査定額が3社で違う」の記事でも触れています。
→ レインズ登録を自分で確認する方法!売主向けの手順を解説
→ 査定額が3社で違う大阪市のマンション|媒介契約の前に並べる順番
▶ 止めたあと、契約の前に話が流れたら
事前審査が通っても、契約の前に買主様の事情が変わることはあります。そのときに、いつ・どうやってご案内を再開するのか。止める日を聞くのと一緒に、担当者に確かめておいてください。
止める期間が過ぎて契約の日を迎えたら、最後の時点「下ろす」です。
第4章:契約が終わったら——販売広告を「下ろす」、レインズには成約報告
▶ 私の場合、契約が終わったら掲載を下ろす
売買契約が終わったら、私はネット(SUUMOなどの物件を探すサイト)の販売広告を下ろします。レインズでは販売中の物件としての紹介を終え、成約報告を行います。単に登録を消すことと、成約情報を報告することは別です。
本審査(銀行が正式にお金を貸すかどうかを決める審査)のあいだに、他社の買主様を案内することもありません。
私が段取りを組むときは、フラット35は本審査の承認を確認してから売買契約、それ以外のローンは売買契約のあとに本審査へ進めることを基本にしています。ただし、これは私の進め方で、全金融機関・全商品に共通する決まりではありません。フラット35でも取扱金融機関によって必要書類や受付の扱いが異なります。契約日を決める前に、利用する金融機関へ本審査の申込時期と必要書類を確認してください。契約後に本審査を受ける場合は、決済までに結果と資金の準備を整えます。
▶ 掲載が消えたら「売れたん?」と聞かれる
掲載を下ろすと、思わぬところから声がかかることがあります。同じマンションの方、子どもの同級生の親御さん、職場の同僚。ネットで売り出しを見ていた人ほど、「消えてたけど、売れたん?」と聞いてきます。
ここで家族の答えがばらばらだと、ちょっと困るんですよね。奥さんは「売れたみたい」、子どもは「まだ引っ越さへんで」。おすすめは、言い方を1つにそろえておくことです。
「契約は済んだけど、引渡しはまだ。春に引っ越す予定」
これだけ決めておけば、奥さんも、子どもも、同じ答えができます。決済の日までは、家はまだ「途中」です。
▶ 買主様のローンが通らなかったら
本審査が通らなかったときは、契約が白紙に戻ることがあります。売買契約書のローン特約(ローンが借りられなかったら、契約をなかったことにできる約束)によるものです。ただ、20年この仕事をしてきて、特約で白紙になったのは1度だけです。これは私が担当した取引の経験で、一般的な発生率を示すものではありません。ローン特約の対象・申込先・期限や解除手続きは契約ごとに確認してください。どんな流れになるかは、買主様のローンが通らなかったときの話として別の記事に書いています。→ ローン特約で白紙に?大阪市不動産売却を確実に成功させる5つのコツ
ここまでで、3つの時点がそろいました。次の章は、「うちの場合は?」に近い質問を4つ集めています。
第5章:よくある質問
▶ Q. 申込みが入ってから、どのくらいで契約になりますか?
分かれ目は、事前審査の結果です。結果が出るまでは数日から1週間ほどが目安で(第2章)、そのあと売主様と買主様の都合を合わせて契約の日を決めます。全体の日数は家ごとに違うので、担当者に「止める日」を聞くと、契約までの見通しも見えてきます。
▶ Q. 後から、もっと条件のいい申込みが来たらどうなりますか?
申込みが2つ以上入ることはあり、誰と進めるかを決めるのは売主様です。先に内覧した人が、それだけで自動的に優先されるわけではありません。比べる材料は第2章で書いた2つ(書面で申込みが入っているか・その条件で本当に進められるか)。その先の扱いは家ごとに変わるので、迷ったら、返事をする前に担当者に相談してください。
▶ Q. ネットに「商談中」と出ていたら、もうほかの人は申し込めないんですか?
「商談中」と出ていても、それだけで申し込めないとは限りません。レインズの「書面による購入申込みあり」は申込みを受けている状態を示すもので、追加の申込みや内覧の受付は、売主様の意向と補足内容を担当者に確認します(第3章)。ポータルサイト(SUUMOなど)の側にどう表示するかは、サイトや会社によって扱いが分かれるところです。担当者に「うちの家は今、どの表示になっていますか?」と聞くのがいちばん確実です。
▶ Q. 住みながら売っていて、内覧を続けるのがしんどいです。止めてもらえますか?
止める仕組み自体はあります。レインズにも「売主都合で一時紹介停止中」という区分があります。毎週末の片付けが続けば、止めたくなるのは自然なことです。ただ、事前審査の結果が出る前に止めると、申込みが取り下げられたときに出会いを逃すことがあります。全部止めるか、曜日や時間帯をしぼって続けるか(第2章の段取り)を、担当者と一緒に決めてください。
第6章:まとめ+次のアクション——今日は「止める日と下ろす日」を聞く

3つの時点を、もう一度1枚に戻します。
・続ける:申込みから事前審査の結果まで。ほかの方の内覧は続く
・止める:事前審査が通ったら。自社の買主様でも他社の買主様でも同じ
・下ろす:契約が終わったら。決済までは家族で「まだ途中」とそろえる
▶ 今日できること
担当者に、この一言を送ってください。
「ほかの方のご案内を止める日と、掲載を下ろす日は、いつ頃になりそうですか?」
電話でもメールでも、そのまま使えます。2つの日が分かれば、日曜の内覧をどうするかも、家族への説明も決まります。
▶ 1週間以内にすること
1. 聞いた2つの日を家族のカレンダーに書き、「止める日までは内覧が続く」を共有する
2. 住みながら売っているなら、止める日までの内覧の曜日・時間帯を担当者と決める
3. 専任媒介か専属専任媒介なら、登録証明書の二次元コードから取引状況を一度見てみる(手順はこちら → レインズ登録を自分で確認する方法!売主向けの手順を解説 )
▶ 相談したくなったら
「うちの場合はどうなる?」と思ったら、私にも聞いてみてください。
送っていただくのは2つで足ります。「申込みの条件のメモ(金額・ローンか現金か・引渡しの希望時期)」と、「物件の種別とエリア(区まで)」です。いまどの時点にいて、次に何を確かめればいいかを一緒に整理します。相談したからといって、売る・私に頼むを決める必要はありません。→ 公式LINE(友だち追加)公式LINEで相談する
相談には代表の私が2日以内を目安にお返事します。営業電話はしません。
(サイト:https://heroes-property.jp /メール:info@heroes-property.co.jp)
おわりに
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
申込みの電話は、片付けと内覧を重ねてきた毎日が、ようやく報われたように感じる瞬間です。その嬉しさと一緒に、「誰かに悪いことをしているかも」という気持ちもわいてくる。それは、相手のことをちゃんと考えている証拠だと思います。
でも、続ける期間に内覧を受けるのは、誰かを裏切ることではありません。今は続ける時期。止める日は、聞けば分かります。
日曜の朝、家族で同じカレンダーを見ながら「止める日まで、あと少しやね」と話せますように。
次に読むなら
・レインズ登録を自分で確認する方法!売主向けの手順を解説 → レインズ登録を自分で確認する方法!売主向けの手順を解説
こんな方に:専任で任せていて、取引状況を自分の目で見たい方
・家を売った後に雨漏り|大阪市で責任が残る線と売る前に決める順番 → 家を売った後に雨漏り|大阪市で責任が残る線と売る前に決める順番
こんな方に:契約の日が見えてきて、告知書(家の状態を買主様に伝える書面)を書く段に入る方
・大阪の不動産売却の期間は?早く売るための具体的な流れと短縮法 → 大阪の不動産売却の期間は?早く売るための具体的な流れと短縮法
こんな方に:売り出しから引渡しまでの全体の期間を知りたい方










